【EIMEI-TOP】当たり前が当たり前にあること。

#E-TOP Times NO.16

プロフェショナル~仕事の流儀~

 NHKの「プロフェッショナル」という番組を知っている人はいますか。

社会人がみるような番組なので、中学生で知っている人がいたらすごいです(笑)

TBSの「情熱大陸」も同じ系統ですが、その道のプロが密着取材を受けて、どんな思いで仕事をしているか、日々の想いや葛藤をまとめたドキュメンタリー番組です。

写真の女性は、見たことある人もいますかね??彼女は、数年前にプロフェッショナルの取材を受けて、一躍話題になり、今では道徳の教科書にも載るようになった、掃除のプロです。ぜひ時間があったら、教科書を見てみてくださいね。

日常の当たり前を支える“バス運転手”

 今回、紹介するのは2年前の放送で紹介された箱根の路線バス運転手の大森さんです。

路線バスには乗ったことありますかね。修学旅行にみんなで乗るようなバスではなく、町の中を決まった時刻で回っているバスのことです。

路線バスや電車などは決まった時刻通りに来て、時間通りに着くのが当たり前。大森さんも「感謝されないのはもちろん、挨拶しても返ってこないことも多い」とインタビューで答えていました。

一方、バスや電車は、遅延、機械のトラブルなど“当たり前が当たり前じゃなくなったとき”に責められ、そういうときに乗客に不満・不平を言われます。

そういう「当たり前を支える仕事」

みんなは、どう思いますか。

大森さんは「人は当たり前の平凡を生きられることが幸せ。だからこそ、その平凡を支えたい。」と言っていました。

僕はこのプロフェッショナルを見て、どんな仕事であれプライドをもって仕事をしている人は本当にかっこいいなと思いました。

バスの運転手は、命を請け負う仕事です。事故なんてあった日にはとんでもないことですから。

毎日の車両点検はもちろんのこと、乗客を車酔いさせない運転の技術を日々磨き、乗客が下りた先のことも考え表情・天気なども見て声掛けを変えているそうです。

同じ道を、毎日同じように運転しているようにみえる運転手も、それだけの信念をもって、仕事をしていることに感動しました。

コツコツやっていることは絶対に誰か見ている。

「高校生の時、毎日通学で自分のバスに乗っていた女の子が、大人になって子ども連れてわざわざ“大森さんのバスに毎日乗っていたものです”と、声をかけてくれた。その時は涙が出ましたね。」

番組の中で、とても印象に残った言葉で、大森さんが日々真摯に仕事をして、乗客一人ひとりと接してきたから起こった奇跡といえますね。

これは君たちの日々の勉強に似ている部分があると思いました。

TOP生の君たちも日々何かしらの信念をもって勉強に取り組んでくれていると思います。

定期テストがあっても続く、隔週で配信されるTOP講座を含む勉強。思いや信念があっても、きついときもあるでしょうし、やる意味を失うこともきっとあるでしょう。

でも、コツコツ課題に取り組んでいるTOP生の姿を僕やシマは見ています。

TOPの先生だけでなく、他の先生も、おうちの人もきっと君らの努力を見ています。

だからこそ、迷わず自分の信念をもって勉強に打ち込んでくれることを望みます。

当たり前を支える当たり前。

バスの運転手は塾の先生に似ていると思います。

君たちから見たら、先生も毎年、同じような内容を同じように教えているよう見えるでしょう。でも、その中で目の前の生徒によって声掛けや指導は変えるのは当然で、その中でちょっとした改善・大きな改革を繰り返しています。

塾の先生というのは、その中で君らのちょっとした成長を喜んでいる人たちなんですよ(笑)

普段の授業はもちろんですが、TOP講座も。君らが“当たり前”に受けているものもそれを支える人たちの存在があります。

話は少しそれて、日曜日に自習室を開けた時のこと。こんなLINEをくれた子がいました。

人として素敵ですよね。

感謝しろということを言っているわけではありません。

僕らにとってそれが仕事ですし、当たり前のことです。

けど、そういう当たり前を当たり前じゃないと思えた時に、人は成長できるものなのかもしれません。    

代表 横山

この記事を書いた人

横山 眞己

エイメイ学院数学科・EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!