【鶴瀬校】「私、頭悪いから…」

#よこちんのブログ

 

「頭が悪いから、成績が心配です…」

 

そんな相談を生徒から受けました。

 

僕は、その子にこんなことを伝えました。

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「頭が悪いから」と、自分を蔑むようなことを言うな。

 

なぜか。

 

成績が悪い理由は、

「勉強時間が足りないから」

「勉強方法が悪いから」など、

 

改善できる理由だから。

 

頭が悪いからと言っていたら、そこから改善のしようがない。

 

例えば、、、。

バレーボールで上手くなれない理由を「背が低いから」って言っていたら、

 

バレーボールやらない方がいいよね。笑

 

レシーブを練習したり、高くジャンプできるように練習したり、

身長が低いなら低いなりの戦い方がある。

 

例えばダイエットで、

「私太りやすい体質だから!」と言って、運動もせず、食事の制限もしなかったら、

 

痩せるわけない!!!

 

もちろん、いろんな子がいて、

 

 

授業で1回聞いただけで理解できる人もいれば、10回聞かないと理解できない人もいるよね。

 

勉強において、その差はないとはいわない。

 

しかし、それが「成績が悪い理由」にならない。

 

と、僕は思うんだ。

 

そして、何より自分という1人の人間を大切にしなさい。

 

「自分への悪口」は決して良いことはないんだよ。

 

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この子には、しっかり理由を伝えて、そういうことを言うなと伝えました。

 

その子は、スッキリした顔で帰って行きました。

 

 

 

ここからは大人に向けて書きます。

 

この子はなぜ「自分は頭悪いから」という発言をするようになったと思いますか?

 

それは。

 

学校の先生かもしれないし、親かもしれません。

 

この子の周りの大人がそういう言葉をこの子に向けるからです。

 

直接「頭が悪い」と言わなくても、

 

「なんでこんなこともできないの」

「なんでこんな点数を取ってるの」

「〇〇ちゃんはあれもできて、これもできるわよ」

 

こんな言葉を子どもにかけるんです。

 

そうやって周りの大人が「頭が悪い」というレッテルを貼り続けた結果なんです。

 

言葉の重みは、この仕事をしてて痛いほど知っています。

 

親や先生はね。

 

多少大袈裟でもいいから、

 

「これもできるのね!私が中学生の時はできなかったなー!」

「すごいね!頑張ってるね!」

 

ちょっとでもできてる所があれば

「これができるのはすごいよ!」

 

そんな言葉をかけてあげるべきです。

 

それがその子にとっての「魔法の言葉」になるはずですから。

 

 

今日はこのへんで。

この記事を書いた人

川上 大樹 HIRO先生