【ソヨカふじみ野】SOSを言えること

9月1日、全国的には2学期がスタートとなり、

毎年、この日は色々な人が子どもたちへメッセージを送っていますね。

大事なことは、本当につらいときに、つらいと言えることだと思っています。


中学生は特に悩みを持っていると思います。

自分自身もそうでした。

家族のこと、友だち関係、受験、進路のこと

色々なことに悩んでいた中学生でした。

なので、何かに悩んでいるベースで生徒たちに接しています。

しかし、表情をあまり表に出さなかったり、

まだ入塾して間もない生徒だったりすると、悩みを持っていても打ち明けることがなく、

問題が表面化されたときにはもう手遅れで、何をやっても無意味なこともある。


日々の関係性を築いていくことが大事だけれど、感情を表に出さない生徒もいて、気づくのがどうしても難しい。

なので、日頃のコミュニケーションが何より大事だと思います。

そして、何かあった時は頼っていいんだよ

言い続けることが大切だと思います。

エイメイの先生のように授業前は校舎の外に出て何気ない会話をする。

帰り際に、自転車の近くまで行ってくだらない話をする。

こちらからオープンな様子を出して、忙しいと思わせない素振りも大事だ。

先輩の先生もおっしゃるが、『コピーをよく頼まれる先生』でいることが大事。

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2022年8月20日午後7時25分頃、東京都渋谷区円山町の路上で、母親(53)と娘(19)刺される通り魔事件が発生。犯人として埼玉県戸田市に住む市立中学3年の少女(15)が殺人未遂容疑で逮捕されました。

少女は動機について、「母親は機嫌が悪くなるとすぐに態度に出る。そういう嫌な面が自分も似てきたので、母親を殺そうと思うようになった。人を殺す練習をしようとたまたま見つけた2人を刺した」と供述しているという。
「少女は母子家庭で育ち、家族は母親と弟が1人。母親は警視庁の調べに対し、『私が受験勉強や学校のことをちゃんとやりなさいと言っても反抗することもなかった。私への不満をため込んでいたのかも』と話していると言います」(大手紙社会部記者)

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この事件を見て、相談できる大人や友だちがまわりにいなかったことも原因の一つなのかなと思いました。

まわりにいる人が女の子の異変に気づいて、話を聞いてあげるだけで悲劇は起きなかったのかもしれない。

そうやって考えると加害者の女の子は、被害者なのかもしれない。

同じ埼玉県の戸田市なので、他人事のニュースとは思えませんでした。

SOSを出して、それに応えることができる大人が身近にいることやちょっとした愚痴やささいなことを聞いてくれる大人がいることは、思っている以上に子どもたちにとって、大事なことだと思っています。

振り返ってみると、エイメイ生だった頃、他愛もない話に付き合ってくれたのはエイメイの先生たちでした。

どれだけ心強かったか。

恩送り。

自分たちもそんな存在でいたいです。

エイメイではこれからも一人ひとりの生徒のことを大切にしていきたい。

この記事を書いた人

飯塚豊(づかっち)