【鶴瀬校】引退と出会い

#よこちんのブログ

富士見市、三芳町の学校は、3年生にとって部活動最後の大会となる《学総》の生徒が多い。

 

勝ったと嬉しそうにLINEを来れた子もいる。

 

負けたのだろうか。オンライン自習室で黙々と勉強している子もいる。

 

そんな曇り空の今日

 

今日は、珍しく僕の思い出話を。

 

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僕はバレー部でした。副部長でしたね。

 

役職持ちでしたが、部活に対して強く思い入れもなかったので、正直「早く引退したいな」って思ってました。笑

 

僕の地域は全国大会に出るくらい強い学校があったため、県大会や地区大会にいける枠が広がっていました。

 

そのおかげで、僕らは地区大会に勝ち進みました。大して強くないのに。笑

 

それでも、勝ち進めるのは嬉しかったですね。

 

そんな中の地区大会。

 

組み合わせもよく、

 

あと一回勝てば県大会に行けるところまで、行くことができました。

 

メンバーの調子もよく、このまま行けば「勝てる!」そう思っていました。

 

ハプニングは、その大事な試合で起きました。

 

その日に何試合もしていた疲労もあったのか、

 

僕が、ジャンプと同時に足をつってしまったのです。

 

その場で立ち上がれなくなり、

 

やむなく、控えの後輩と交代を強いられました。

 

その交代が流れを変えてしまい、その試合には惜敗。県大会出場を逃しました。

 

そして、僕らは引退。

その後輩が僕に何度も謝ってきたのが、今でも頭に残っています。

 

望んでいた引退なのに、誰よりも悔しい思いをしたのは僕だったと思います。

 

申し訳ない気持ちもいっぱいでした。

 

基礎練習、体力づくりをサボった過去の自分も恨みました。

 

とはいえ、過去は変えられません。

 

その時痛感しました「大した思い入れがなくても、どんな時でも、人間は負ければ悔しいんだ」と。

 

そして、時は流れ、僕は高校生になり、またバレー部に入りました。

 

部活体験にいくと、

 

 その中学生の時、引退試合でネットの向こう側で相手だった選手がいるではありませんか!

 

人生の不思議な巡り合いですね。とてもびっくりしましたね。

 

中学生の時、ネットの反対にいた敵だった人と

 

高校生になった、今度は同じ仲間として同じコートに立っていました。

 

まだ物語は続いて、なんと。

 

その引退試合で僕と交代した後輩が、僕の背中を追いかけて同じ高校の同じ部活に入ってきました。

 

びっくりしましたね。嬉しかったな。

 

昔のブログには書きましたが、とても輝かしくはない僕の中学校時代。

 

その中で唯一ちょっと自慢できるのが、部活動というものかもしれません。

 

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昨今、学校教育における部活動のあり方が物議を醸しています。 

 

先生の時間外労働問題。コロナで制限される活動範囲などなど。

 

いろんな立場からの意見がある中ですが、僕個人の意見を言わせてもらうと、

 

部活動は、いろんな人との出会いを経験できるいい機会です。

 

そこから、時には勝負という戦いの中の理不尽さを学んだり、やるせない悔しさや嬉しさを感じたり、人として大事なことを学べるものだ、とも思います。

 

どんな形であれ、これからもあり続けて欲しいと思ってます。

 

部活動に一生懸命頑張るエイメイ生も僕らの誇りです。 

 

大事なものを大事にできる人になってほしいですね。

 

もちろん、勉強も大事ですからね!笑

この記事を書いた人

川上 大樹 HIRO先生