夏期講習が始まり、はや一週間。
今年の中3生、受験生たちは、僕らの想像以上にみんなが頑張っています。部活がまだある子もいて、苦しい子もいるんだけど、体調だけは崩さぬように、日々乗り越えていって欲しいと思います!



今日は、その日々を乗り越えた先のお話。
受験を終えた、その先の話です。
受験をするということは、合格・不合格が出るということです。
この結果は、全員に平等にもたらされます。
そこで、その結果は大きく分けて4つに分類されます。
①100%の努力で合格
②100%の努力で不合格
③1%の努力で合格
④1%の努力で不合格
です。
①は文句なしに素晴らしい。
②はめちゃくちゃ辛いです。が、その子の将来や人生にとっては、決して悪いものではないと考えています。運悪く努力が実らなかった場合でも その失敗から本人は、多くのことを学ぶことがきっとできると思うからです。
④も学ぶ点があるという意味では、将来的にはいい”薬”になるかもしれません。努力を怠ったことで、不合格という現実を経験したことも、決して無駄にはならないです。これからは、本人が努力して結果を出そうと思えればそれで良いのです。
僕らが最も恐れているもの、避けなければならないのが、③だと思っています。
こう言うと、「効率的に合格したのだから良いのではないか」 「最小努力で最良の結果はベスト」という声が聞こえてきそうですが、、、受験において、それは違うと思います。(検定とかなら、それでいいと思います。)
高校受験は、ほとんどの子が自分の人生を決定する、初めての経験になります。
僕は、③の子たちが、この経験で「大して努力しなくても、人生なんだかんだうまくいってしまう」みたいに思ってそのまま大人になる方が、合格や不合格の結果以前に、悪だと思うのです。
教育の本来の目的は 子供の将来への自立です。 障害や困難に対して正しい努力を行い、その結果1つ1つを認識させることが大切だと思います。
大人になれば、受験より大きな壁に立ち向かわなければならないときが、必ず訪れます。
その時、ちゃんとその壁と向き合って、努力できる人であってほしいのです。
だからこそ、EIMEI生には努力を強います。今の学力、能力に関わらず100%の努力を求めます。


その努力の結果が、どうなるかは誰にもわかりません。
でも、結果が良くても、悪くても、必ずそこから得られれるものがあるから。
本気で受験を乗り越えるというのには、大きな意味があるのです。
