
どうもこんにちは、エイメイ学院のASKです✋️
本日8月31日に行われました、中3生第4回北辰テストの所感について述べていきたいと思います。
夏を経て初めての北辰テストとなります。
この回から私立高校の相談基準として使われる学校が多く、公立高校の判定や順位も正確に出る重要な回です。
また、ここから2学期は毎月北辰テストがあります。毎回の判定をしっかりと受け止め、次に活かしていきましょう
以下に数学の分析を述べていきますので、受験された方は参考にしてみてください!!
一部、以前の分析と同じ文章を載せていますが、北辰テストの形式自体、回を経てもそこまで変化ないのと、毎回大事なポイントとなるので、再掲させていただきます。
※前回の北辰分析はコチラになります↓
<2025年度 中3 第4回北辰テスト 数学 所感>
大問1 小問集合 (配点:46点)
北辰テストに限らず、埼玉県の公立入試において大問1の計算問題&小問集合は最も点数の稼ぎ所です。
まずはここを素早く正確に処理出来るようになることが、数学の受験勉強において最優先事項となります。
配点も46点と、全問題の半分近くを占めており、ここを完答するだけでも例年平均点を超えるようになっています。つまり偏差値50を超えます。確実に取りにいきたいところですね!それぞれの問題を見てみましょう。
(1)文字式の加減です、必答です。
(2)正負の数の計算です、こちらも必答。
(3)単項式の計算ですね。これも冷静に処理して確実に取りましょう。
(4)根号を含む計算です。√の中身を簡単にして引きましょう。
(5)因数分解の問題です。必答です。
(6)連立方程式ですね。代入法が望ましいですね。解いたあとの検算までしましょう。
(7)余りを式で表現する問題です。立式したあとの変形までしっかりやりましょう。
(8)平行四辺形と二等辺三角形の角度に関する問題です。115度の隣が65度になることを活用しましょう。
(9)反比例の比例定数を求める問題です。x座標とy座標の値の積で、一発で出すことができます。
(10)平方根分野の正誤判定問題です。しっかりと教科書の学習内容が出来ているかが問われる問題ですね。
無理数と無理数の和や積は、必ず無理数になるわけではありません。反例(√2ー√2=0、√2×√2=2など)をしっかりと知っておきましょう。差になる問題だと思います。
(11)方程式の文章題です。北辰テストの方程式は、すでに式が置かれていて、空欄を補充する形になっています。問題文の条件や数字と、すでに用意されている式を照らし合わせながら解くと、対応しやすいです!また、②は①の式を解いて答えを出していくのですが、必ずしも方程式の解がそのまま答えになるわけではありません。
今回は①の解を出し、二人のノートの冊数を合計する必要があります。
大問2 作図&小問&会話文問題(配点:26点)
大問2は必ずと言っていいほど、作図の問題の出題があります。また、統計や整数問題、平面図形or空間図形の問題などが出題されます。正当率が極端に低い問題もありますので、そこを見極めて取れる問題は確実に取りにいくことが大事ですね。
さらに(5)では会話文形式の長文問題が出題されます。しっかりと読み込んで対応したいですね。
この大問2と大問1で点数を稼ぐことができれば、それだけで6~7割近くいきます。つまり偏差値60は超えられます。
(1)作図の問題となります。作図は、問題文の条件から、どんな図を描けばいいのかを決めます。今回はBCの中点を取るために垂直二等分線垂線を引き、Aと中点を結ぶ。その後、ひいた直線に向けてBから垂線を引ければOKです。点Pの記載も忘れずに。
(2)確率の問題です。樹形図を書いて調べましょう。必答問題です。
(3)資料の活用の問題です。12人いるときのそれぞれの四分位数の位置をもとに考え、新たな4人の点数を当てはめていきます。やや難しめです、慣れていないと対応できなかったかもしれません。
(4)切断してできる立体に関する問題です。切って出来た上の部分の体積をどう求めるかがポイントですね。全体の体積から下の四角錐を引くのが王道です。例年ここは正答率が低いのですが、今回はやや取りやすくなっていますね。
(5)会話文形式の長文問題です。①は会話の内容と同じ通りに計算するだけです。②についても同様のことを文字を使って行うだけです。今回はいつもよりやりやすかったかもしれません。
大問3 関数と図形(配点:11点)
埼玉県の公立入試だけに限らず、私立高校含めてどの学校もほぼ間違いなく関数と図形は出題されます。上位校狙いにとっては「関数と図形」を攻略することが、上位校への登竜門となります。(2)の問題に関しては、例年、正答率が10%を切ります。
しかしながら、関数と図形の技法を身に着け、確実に対応してくる受験生は増えてくることでしょう。上位校狙いの方はしっかりと練習を積んでいきましょう。
(1)Bのx座標を直線lの式に代入するだけです。ここは取りたい問題です。
(2)高さが等しい三角形の面積比、等積変形、別の三角形の面積に注目するなど、いろいろな考え方を使用して解く必要があります。なかなかに難しく、正答率は低くなるでしょう。ADの式を求めたい→Dの座標がほしい→面積から逆算しよう。みたいにゴールから考えられると良いですね。今回は解けなかったとしても、解説の解き方はしっかり確認しておくと良いでしょう。解き直しまでセットでやれると良いですね。
大問4 平面図形(配点:17点)
大問4では必ず「証明問題」の出題があります。また、その後一つの図形に対して角度の問題や面積を求める問題など続きます。最後の問題に関しては、年によっては正答率が1%を切ることが多く、試験内に解ける人はほぼいません。
(1)三角形の合同を示す問題です。今回は問題文に書いてあることを2つ(仮定)と、90度を挟む角度について引き算を使うことで等しいことを示します。すべてがわからなくても、仮定を書いておくだけでもかなり点数は稼げます。証明では部分点を取りにいくこともしっかりと心がけましょう。
(2)条件から∠FBC=∠GFHの大きさを出して、引き算をすることで∠BFCの大きさを出します。(1)の合同からそれが答えになります。(1)が証明できていなくても合同であることは使ってOKですので、粘り強く考えて取りに行きたいですね。
(3)毎回定番の図形の難問です。↑にもあるように、この問題以外のすべての問題が取れているという確信がある人のみ取り掛かるべきでしょう。
今回は、面積を分割して(1)の合同を応用して考えるという、中々にテクニカルなことをやります。優先度は激低いですので興味がある人は試験後に解いてみましょう。
まとめ&総評
以上、問題ごとに細かく見てみましたが、中3第4回の北辰テストとしては、例年通りの難易度いえるでしょう。
第4回は1、2年の内容がメインで、一部3年1学期の内容が範囲となりました。難易度はほとんど従来どおりです。
夏後、初めての北辰としての判定が出ます。北辰テストは埼玉県立入試に特化した模試なので、
特に公立高校においては、かなり正確な判定が出ると言えるでしょう。受験者の数も一気に増えるのがこの回の特徴でもあります。
志望に対して望む判定ではないかもしれませんが、だからこそ、この後の行動が大事になります。
最後に、北辰テストは解いた後の行動が肝心です。
昨日EIMEIグループの生徒に向けて書いたブログを載せておきます。
受験生にとって非常に重要な姿勢と言えますので、ぜひご一読くださいませ👇️
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