
2025年11月、3年第6回北辰テスト
国語の問題を解いて。
問題ごとのポイントをまとめていきます!
※問題の難易度を
易 ◎ ◯ △ ▽ 難 で示します!
大問1、小説
不登校の友達を支える3人の
責任感や、思いやり。
自分を変える一歩を踏み出し、
「本当の自分」をさらけ出すことで、
きっと誰かが見ていてくれる。
そんなことに気づくことができた。
それを友達にも、、、
内容はシンプルで、
心情表現も読み取りやすい。
問題の難易度も高くはないので、
時間をかけずに解いていきたい。
1.記述問題 ◯
気付きの内容を読み取る問題、問題の前後文「いつものように」につながる内容をヒントにしつつ、ピンと来た気付きの内容を傍線部から読み進めて「十字・書き抜き」で探していく。
2.選択問題 ◯
心情(考え)を読み取る問題。
傍線部の周囲の心情表現を探していくが、「一連のやり取りを驚きながら見ていた」の一連のやり取りとは、
その後の「いつもしっかりしているみなみが自分たちを頼ってくれたことが嬉しかった」や、
さらに後の琴穂との「会話」も踏まえて当てはまるものを選択する。
選択問題は、選択肢を細かく区切り、微妙な間違いを発見できるように。
3.記述問題 ◯
続けて心情(考え)を読み取る問題。
前後文を踏まえると、探すべきはどんなことが嫌なのか。
それはセリフの中にあり、そこに「真面目」も入っている。
また、問題の前後文と同様の内容が本文にもあり、そこに「周り」もある。
本文を活用して組み合わせて解答を作成する。
4.選択問題 ◯
指示語の問題。指示語の指示内容は直前にはないので、
指示語を含むセリフ「きっと誰かが見ててくれてる」をヒントに、
琴穂が自分を見ていてくれた部分を見ると、同様の内容があるので、それを参考に解答を選択する。
5.選択問題 ◯
「内容・表現」を問う問題。
表現よりも、選択肢の内容が本文に合っているか、という事実に当たる部分を丁寧に吟味する。
大問2、語句、文法、会話文
1.漢字 △
難易度はまずまず。
「去就」は、音読みの組み合わせのため、一つ一つの音読みをしっかりと考える。
「床の間」は、
教科書1年でやった「少年の日の思い出(エーミール)」で、
エーミールに事実を打ち明けた主人公が帰宅し、
母が根掘り葉掘り聞かずに「床(とこ)にお入り」というセリフもあるので正答したいところ。
2.文法 ◎
形容詞の活用形の問題。
6回には珍しく引っ掛けもないサービス問題。
間違えた場合は、用言の活用の復習必須!
3.文法 ◯
助動詞「れる」の意味の問題。
受け身、可能、尊敬、自発 は確実に出るように。
全て選べが、若干難易度を上げるか。
4.和歌の句切れ ▽
和歌の区切れは、意味上の「句点」の入るところ、
「切れ字」のあるところ。
和歌に触れる機会が少ない生徒が多いと思うので難易度高い。
5.慣用句 ◯
「目」の意味を言い換えて、合うものを選ぶ。
6.ことわざ △
知識としてあるかが問題。
イ、エは有名で問題ない。
「生兵法は大けがのもと」は、中途半端な知識や技術を頼るとかえって大失敗する、の意
7.漢字(対義語) △
浪費はいいが、倹約の漢字ミスが起こりそう。
大問3、説明文
人間は自然の一部であり、
生物の進化(チャレンジ)の過程にある工夫、技術の追求が大切である。
という筆者の主張を捉えつつ、
後半は、「機械・技術」と、「生き物・自然」という対比を押さえ、
全体の具体と抽象の見分けをしっかりと把握できると◯
1.記述問題 ◎
設問をしっかりと押さえる。
「具体的に『何』だった」かを問われているので、それさえ読み落とさなければ、丁寧に読むだけで見つけられる。
この問題に時間がかかった、間違えてしまった場合は、
問題を解くときの大事な大事な基本である
「問題を読む」ことがおろそかになっているので注意が必要!
2.記述問題 ◎
点取り問題!
前後文と字数指定あり、とにかく時間をかけないこと!
この問題も、ミスがあった場合は、基本をおろそかにしている可能性が高い。
字数指定の問題は、必ず字数を数えること!
数秒の手間をかけずにミスをするのは言語道断!
3.記述問題 ◯
前後文で場所を特定しつつ、
キーワードの「大事」「追求」を活用すれば易しい。
4.記述問題 △
今の社会については、傍線④の後に書かれている。
傍線④の前にある、
生き方・社会→技術
を「逆」になるように
技術→生き方・社会
に書いてあげればOK
模範解答は傍線④の前の部分で解答を作っているが、
傍線④の後の部分を使っても良いだろう。
キーワードの「優先」はないので、今回は本文に合うように取り込む。
本文をそのまま繋いでの解答ではないので、適切な文を作る力が必要。
5.記述問題 △
まさに、筆者の主張が読み取れているかを問う問題。
回答できていれば◯
できていない場合は、本文の読み方を学習する必要あり。
4.古文
古文は訳のヒントがあるため、先に問題を見ること。
特に、問4には大きなヒントがあるため、それを確認してから本文を読むこと。
それを読んでいるかいないかで、本文の読みやすさが大きく変わるので注意!
1.仮名遣い ◎
基礎ではあるが、油断せず。
2.選択問題 ◯
主語の問題。
登場人物にはマークをしておく。
同じ登場人物でも
「都にのぼりたる人」=「客」
のように表現が変わるので注意!
3.記述問題 △
問4の問題の会話文を頭に入れつつ訳がしっかりできていれば、
傍線②のあとで「濃く良くたてなさい、ということだよ」と答えているので、
それに対する質問が答えになる。
4.会話文問題 ◯
この問題がわからないと、
この古文の面白み、教訓が味わえない。
本文を、解説にある訳と照らし合わせて、
内容の確認をしてみよう。
5.作文
グラフの読み取り問題。
基本的な書き方で書ける。
最大の注意点は、
テーマが「魚介類を食べること」についてなので、
それについての記載を必ず入れること!
全体の所感
第6回の北辰テストにしては全体として易しい印象。
平均点もおそらく高く、高得点を狙いたいところ。
入試がこのレベルの場合、ミスを限りなく減らし、時間をかけずに確実に得点を狙えるように。
ここからの学習にぜひ活かしてください!
