中学1年生にとって、いよいよ本格的な中学校生活が始まる時期だ。部活動も動き出し、授業のペースもあがってくる。そして——中間テストという、初めての大きな壁が近づいてくる。
エイメイ学院では毎年この時期、中学1年生に向けて「はじめての中間テスト」というイベントを行っている。
小学生から中学生になり、勉強とどう向き合えばいいのか。具体的に、丁寧に、話していく場だ。
勉強時間と結果の関係。
まず最初に、3人の話をする。
- Aくん:30時間勉強して400点
- Bくん:15時間勉強して400点
- Cくん:5時間勉強して400点
結果は同じ400点。では——誰が結果を残し続けるだろうか。
効率よく短時間で点数をとることが、長期的に見て「強い」とは限らない。時間をかけて勉強できること自体が、大きな力になる。この話をすると、多くの生徒が少し考え込む顔をする。
問題集の選び方。
各教科の勉強法も伝える。
正解率が7割くらいになる問題集を解くのが理想だ。全問正解できる問題集ばかりやっていても、力はつかない。かといって、ほとんど解けない問題集では、やる気も続かない。
「ちょっと難しい」——その絶妙なラインに、成長がある。
家の勉強と塾の勉強の違い。
家で1人、30分かけてやっと解いた問題が不正解だったとき。どう思うだろうか。
「よし、もう一度やり直そう」とはなかなかならない。解説を読んでも難しい。誰かに聞けるわけでもない。正直、そういう問題は家向きではない。
塾ならどうか。聞ける先生がいる。同じ間違いをしても、ヒントをもらいながら正解にたどり着ける。たどり着いたら似た問題でもう一度確認できる。「ちょっと休憩しようかな」という気持ちにもなりにくい。
環境が、勉強の質を変える。
質問の仕方。
エイメイにはエイメイ流の質問の仕方がある。
「先生、わかりません」ではなく——「こう考えたんですが、答えが出ません。どこを直せばいいですか?」
自分の思考を言語化して、初めて先生に伝わる。先生もすぐには答えを教えない。ヒントを出しながら、生徒自身が答えにたどり着く経験を積ませる。
これはエイメイだけの話ではない。部活の監督やコーチへの相談も同じだ。社会に出て、先輩や上司に質問するときも同じことが言える。「正しい聞き方」は、一生使えるスキルだ。
目の色が変わる瞬間。
話を聞いた生徒たちの表情が、少しずつ変わっていく。
「なんとなく中学生になったら勉強するのかな」という漠然とした意識から、「この教科はこう勉強すればいいんだ」という具体的な顔へ。
イベントの最後には、なぜ勉強するのか——その話もする。頑張ることから逃げないこと。やりきることの価値。エイメイは、塾で一生懸命になることが恥ずかしくない場所だということ。
感想では「早く家に帰って勉強したくなった」「今日の話を聞いていなかったら、軽く考えていた」という声が出る。前向きに、やる気になって帰っていく——それが毎年のこの日の光景だ。
