
どうもこんにちは、エイメイ学院のASKです✋️
本日6月22日に行われました、中3生第2回北辰テストの所感について述べていきたいと思います。
この回は、中3生になって2ヶ月目のテストです
中3の一学期といえば、行事に部活の大会に定期テストとあり、なかなか忙しいですよね
おそらく、北辰の過去問を数年分、5科目キッチリやって解き直しまで~~~
みたいなちゃんとした準備をして臨めている受験生は少ないのかなという印象です
そんな中で受ける北辰テストですから、志望校判定はそこまで強く参考にせず
その代わりしっかりと自分の弱点や得意分野を見直す機会としていきましょう
以下に数学の分析を述べていきますので、受験された方は参考にしてみてください!!
一部前回の分析と同じ文章を載せていますが、北辰テストの形式自体、回を増してもそこまで変化ないのと、毎回大事なポイントとなるので、再掲させていただきます。
※前回の北辰分析はコチラになります↓
<2025年度 中3 第2回北辰テスト 数学 所感>
大問1 小問集合 (配点:46点)
大事なことなので再掲です↓
北辰テストに限らず、埼玉県の公立入試において大問1の計算問題&小問集合は最も点数の稼ぎ所です。まずはここを素早く正確に処理出来るようになることが、数学の受験勉強において最優先事項となります。
配点も46点と、全問題の半分近くを占めており、ここを完答するだけでも例年平均点を超えるようになっています。つまり偏差値50を超えます。確実に取りにいきたいところですね!それぞれの問題を見てみましょう。
(1)文字式の加減です、必答です。
(2)正負の数の計算です、こちらも必答。
(3)単項式の計算ですね。これも冷静に処理して確実に取りましょう。
(4)代入計算です。負の数を代入するときはカッコをつけましょう。必答です。
(5)因数分解の問題です。3年単元が入ってきました。必答です。
(6)連立方程式ですね。解いたあとの検算までしましょう。
(7)データの活用、四分位範囲の問題です。言葉の定義をしっかりと抑え、取りに行きましょう。
(8)反比例の問題です。yとxの関係式をしっかりと出して、確実に取りましょう。比例定数は、xの値とyの値の積で出すことができます。
(9)角度の問題です。補助線を引いて錯角を抑えましょう。
(10)おうぎ形の弧の長さについての問題です。定義通り計算しましょう。
↑ここまでが全て基本問題といえます。40点分の配点と大きいですね!
(11)方程式の文章題です。再掲ですが、北辰テストの方程式は、すでに式が置かれていて、空欄を補充する形になっています。問題文の条件や数字と、すでに用意されている式を照らし合わせながら解くと、対応しやすいです!また、②は①の式を解いて答えを出していくのですが、必ずしも方程式の解がそのまま答えになるわけではありません。
今回は①の解を出し、箱の数と個数を掛け算して全部のチョコレートの個数が求められればOKです。
大問2 作図&小問&関数と図形(配点:26点)
大問2は必ずと言っていいほど、作図の問題の出題があります。また、統計や整数問題、平面図形or空間図形の問題が出題されます。正当率が極端に低い問題もありますので、そこを見極めて取れる問題は確実に取りにいくことが大事ですね。
また、今回から会話文形式の問題が大問3に移り、代わりに関数と図形の問題が大問2(5)に移動しましたね。
この大問2と大問1で点数を稼ぐことができれば、それだけで6~7割近くいきます。つまり偏差値60は超えられます。
(1)作図の問題となります。作図は、問題文の条件から、どんな図を描けばいいのかを決めます。今回は点A上で垂線を引いたのち、AとBの垂直二等分線でクリアです。点Pの記入も忘れずに。
(2)確率の問題ですね。樹形図を書いて確実に数え上げましょう。また「少なくとも一つ」と言われたら、余事象の確率を考えると良いです。今回の場合「1ー二つとも奇数の確率」みたいに。
(3)事象を文字式で表す問題です。速さが絡んできており、等式をつくったあとも変形が必要な問題です。ややレベル高めですね。ここは差になる問題かと思います。
(4)珍しく立体の切断に関する問題です。切って出来たあらたな立体を、細かくわけて計算する形になります。慣れていないと大変です。正答率は低くなるでしょう。いわゆる断頭三角柱です。
(5)今までは大問3で表れていた「関数と図形」の問題です。毎回①は対応しやすいのですが、②に関しては関数と図形の訓練を積んでいないと対応できません。①は変化の割合にxの増加量をかけると一発です。②は問題文の条件から等積変形が使えるとスマートに解けます。気づかないと大変です。
大問3 会話文形式問題(配点:11点)
今回から大問3に移動した会話文形式問題です。毎回、文字式と規則性に関する問題が多い印象ですね。後の回になってくると二次方程式も絡んできます。基本的には、文章を読んで文脈を埋めていく形になるので、その場で理解する読解力と、問われていることの真意を問わなくてはいけません。(1)は「読めばわかる」問題です。(2)は証明が必要なので、ある程度練習が必要になりますね。
(1)問われている通りに何セットあるかを数えましょう。
(2)倍数の証明問題です。文字が複数ある場合は、他の文字を一つの文字で表すのが鉄則です。今回の模範解答では、真ん中の文字をnとしてa,b,c,dをnを使って表して計算しています。あとはそのまま指定どおりに計算して16×()の形にまで持っていけばOKです。
大問4 平面図形(配点:17点)
大問4では必ず「証明問題」の出題があります。また、その後一つの図形に対して角度の問題や面積を求める問題など続きます。最後の問題に関しては、年によっては正答率が1%を切ることが多く、試験内に解ける人はほぼいません。
(1)三角形の合同を示す問題です。証明問題は部分点が出ます。合同条件に必要な3つの条件のうち、1つは問題文の条件(いわゆる仮定より~の部分)、もう1つは共通な辺ですので、そこを書いておくだけでも点数は稼げます。のこりの辺については、2角が等しい→二等辺三角形ができる、の流れで言っていけばOKですね。
(2)(1)で証明した合同を使って解くことができます。平行四辺形や二等辺三角形の性質に注目しつつ、いろいろと書き込んで調べていく内に答えにたどり着くことはありますので、取りに行きたいところですね。
(3)ここは例年、というより全ての北辰テストにおいて難しい図形問題となります。↑にもあるように、この問題以外のすべての問題が取れているという確信がある人のみ取り掛かるべきでしょう。
今回は、図形全体の面積を出し、(1)の合同も使って等しい面積に注目する。最終的に全体からの引き算で対応します。
まとめ&総評
以上、問題ごとに細かく見てみましたが、中3第2回の北辰テストとしては、例年通りの難易度いえるでしょう。
第2回は時期的にも1、2年の内容と、3年第1章からしか出題されません。難易度はほとんど第1回と同様です。しかしながら、もし平均点が上がっていくのであれば、それは受験者全員が北辰に対応出来始めている証拠です。もし”点数”が変わらないのであれば、苦手分野の復習なども必要になってくるでしょう。
とはいえ、今は期末テスト期間の方も多いと思います。公立入試は(埼玉の私立入試も)内申点の影響はかなり大きく、学期の内申点を決めるテストは、ある意味ひとつの受験です。今回の北辰テストの復習解き直しは推奨しますが、あまり北辰テストにこだわりすぎず、いまの優先度を決めるとよいでしょう。
北辰テストは今後も続いていきます。次回は7月20日です。いよいよ夏が見えてきましたね。
頑張っていきましょう✊️🔥
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