
どうもこんにちは、エイメイ学院のASKです✋️
本日7月20日に行われました、中3生第3回北辰テストの所感について述べていきたいと思います。
この回は、夏が本格的に始まる前のテストになります
いよいよ、この回を通して受験というものを考えるときですね
部活を引退した人も多く、過去問を数回繰り返して臨んだ人も多かったのではないでしょうか
志望校も定まってきての北辰だと思いますが、まだまだまとまった時間を取っての受験勉強をしている人は少ないと思います。
判定は参考にしつつ、しっかりと自分の弱点や得意分野を見直す機会としていきましょう
以下に数学の分析を述べていきますので、受験された方は参考にしてみてください!!
一部前回、前々回の分析と同じ文章を載せていますが、北辰テストの形式自体、回を経てもそこまで変化ないのと、毎回大事なポイントとなるので、再掲させていただきます。
※前回の北辰分析はコチラになります↓
<2025年度 中3 第3回北辰テスト 数学 所感>
大問1 小問集合 (配点:46点)
大事なことなので再掲です↓
北辰テストに限らず、埼玉県の公立入試において大問1の計算問題&小問集合は最も点数の稼ぎ所です。まずはここを素早く正確に処理出来るようになることが、数学の受験勉強において最優先事項となります。
配点も46点と、全問題の半分近くを占めており、ここを完答するだけでも例年平均点を超えるようになっています。つまり偏差値50を超えます。確実に取りにいきたいところですね!それぞれの問題を見てみましょう。
(1)文字式の加減です、必答です。
(2)正負の数の計算です、こちらも必答。
(3)単項式の計算ですね。これも冷静に処理して確実に取りましょう。
(4)根号を含む計算です。√の中身を簡単にして足しましょう。
(5)因数分解の問題です。必答です。
(6)連立方程式ですね。代入法が望ましいですね。解いたあとの検算までしましょう。
(7)角度の問題です。やや複雑な図形ですが、分かっている角度を書いて順番に出していきましょう。計算ミスに注意です。
(8)直線の式を求める問題です。こちらも取りたいですね。
(9)円柱の側面積を求める問題です。底面の周の長さ×高さで求められますね。
(10)データの活用の問題です。累積相対度数の定義通りに計算しましょう。
↑ここまでが全て基本問題といえます。40点分の配点と大きいですね!
(11)方程式の文章題です。再掲ですが、北辰テストの方程式は、すでに式が置かれていて、空欄を補充する形になっています。問題文の条件や数字と、すでに用意されている式を照らし合わせながら解くと、対応しやすいです!また、②は①の式を解いて答えを出していくのですが、必ずしも方程式の解がそのまま答えになるわけではありません。
今回は①の解を出し、分速70mで進んだ道のりが求められればOKです。
大問2 作図&小問&会話文問題(配点:26点)
大問2は必ずと言っていいほど、作図の問題の出題があります。また、統計や整数問題、平面図形or空間図形の問題が出題されます。正当率が極端に低い問題もありますので、そこを見極めて取れる問題は確実に取りにいくことが大事ですね。
また、前回は会話文形式の問題が大問3でしたが、従来の通り大問2(5)に戻りましたね。
この大問2と大問1で点数を稼ぐことができれば、それだけで6~7割近くいきます。つまり偏差値60は超えられます。
(1)作図の問題となります。作図は、問題文の条件から、どんな図を描けばいいのかを決めます。今回は点ADの垂直二等分線を引いて中点を取ったのち、点AとBMについて対称な点を取ります。垂線を引いて同じ距離を取ればOKです。点M,Pの記載も忘れずに。
(2)平方根の利用についての問題ですね。√が自然数になるときは、中身が平方数の時です。そうなるようなnを調べていきましょう。
(3)確率の問題です。サイコロ2つときたら必ず表で考えましょう。今回は和が1桁なので、まぁまぁあります。しっかり数えましょう。
(4)切断してできる立体に関する問題です。切って出来た上の部分の体積をどう求めるかがポイントですね。慣れていないと大変です。正答率は低くなるでしょう。解説の解き方は必見です。
(5)今回で戻ってきた会話文の問題です。①は数えるだけです。②についてはしっかりと会話文の誘導に乗って規則性を掴むのが大事です。正答率は低くなります。
大問3 関数と図形(配点:11点)
今回から再び大問3に戻った関数と図形の問題です。再掲ですが埼玉県の公立入試だけに限らず、私立高校含めてどの学校もほぼ間違いなく関数と図形は出題されます。上位校狙いにとっては「関数と図形」を攻略することが、上位校への登竜門となります。
とはいえ、現段階で(2)の図形問題は取れなくても差になりません。ここは例年、正答率が10%を切ります。いまの段階でも確実に取れる人は実力者といえるでしょう。夏を経て、入試演習に入っていく中で、関数と図形の技法を身に付けていきましょう。
(1)グラフの交点の座標の問題です。2直線の式を連立させて解きましょう。ここは取りたい問題です。
(2)座標を文字で置く、いわゆるパラメータの問題です。もはや北辰では定番になってきましたね。パラメータの問題は関数と図形において重要な技法の一つです。もちろんパラメータだけが関数と図形問題のすべてではありませんので、他の解き方もセットで学習し、問題に合わせてどの解き方がベストかを考えられるようになると良いでしょう。練習が必要な分野ですが、一度取れるようになるとかなりのアドバンテージとなります。
大問4 平面図形(配点:17点)
大問4では必ず「証明問題」の出題があります。また、その後一つの図形に対して角度の問題や面積を求める問題など続きます。最後の問題に関しては、年によっては正答率が1%を切ることが多く、試験内に解ける人はほぼいません。
(1)三角形の合同を示す問題です。今回は問題文に書いてあること(仮定)と、共通な角度について注目するだけで合同が示せてしまいますね。すべてがわからなくても、仮定を書いておくだけでも点数は稼げます。証明では部分点を取りにいくこともしっかりと心がけましょう。
(2)これは有名な角度の問題ですね。とはいえ、二等辺三角形なので、それぞれの角度が分かります。正確に出すと小数の角度になってはしまいますが、答えは整数値になります。差になるところです。
(3)毎回定番の図形の難問です。↑にもあるように、この問題以外のすべての問題が取れているという確信がある人のみ取り掛かるべきでしょう。
今回は、面積をx,yとおいて連立方程式を立てるという、ある程度の解き方の方針がありました。とはいえ、優先度は激低いですので興味がある人は試験後に解いてみましょう。
まとめ&総評
以上、問題ごとに細かく見てみましたが、中3第3回の北辰テストとしては、例年通りの難易度いえるでしょう。
第3回は1、2年の内容と、3年第2章までが範囲となりました。難易度はほとんど従来どおりです。
夏前の北辰として一旦の判定が出ます。志望に対して望む判定ではないかもしれませんが、受験勉強はここからが本番です。
正直、この回までが北辰の練習だと思ってOKです。実際に私立高校の基準として使用されるのは次回の第4回からの高校がほとんどです。
塾に通われている方は、夏期講習がスタートする(している)ところがほとんどでしょう。しっかりと塾の授業に参加することや、課題に取り組むことが大事です。難しいことをやる必要はありません。”基礎的なものを完璧に”することが、偏差値アップの王道です。この北辰をもとに、しっかりと受験モードに切り替え、大事な夏を過ごして行きましょう。
北辰テストは今後も続いていきます。次回は8月31日。夏の成果を試す北辰です。
頑張っていきましょう✊️🔥
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