何も咲かない寒い日は下へ下へと根を伸ばせ

つらいときは誰にでもあると思う

そのときにあきらめるのか、それとも歯を食いしばってでも前を向いてがんばるのか

つらいときに人は試されていると思う

高校受験期は自分自身と葛藤しながら、毎日、もがき苦しんでいた

努力しても伸びない成績

いくら勉強しても落ちていく北辰テストの偏差値

自分のなかで努力をしているという自負はあった、こんなに頑張っているのに…!

対して、まわりが順調に成績を伸ばしていたり、点数が高い人たちを見て

なんであいつだけ…

自分はなんてみじめなんだろう…

勝手に比べて、勝手に傷ついて、凹んで落ち込んでいた

「もう無理かもしれない…」そう口にするようになり、暗く沈んでいった

カラフルだった世界がどんより灰色の世界のような、毎日がとにかくつまらなく嫌だった

そんな姿を見かねた当時のエイメイの先生が声をかけてくれて面談をしてくれた

「人は誰でもつらいときがある、そんな時にどう振る舞うかが大切だ」

「あきらめるのか、それともあともうちょっとだけ努力をするのか」

「大変なことを乗り越えたあとに、大きな成長が、大きな感動が待ってる」

「受験にも、自分にも負けるなよ」

「つらいときこそチャンス」

そうエイメイの先生に言ってもらってから、心の炎が燃えた

炎を燃やして、気持ちでとにかくがむしゃらにやり続けた

余計なことは考えなかった

でも、高校受験は実は一度、不合格を味わった

以前の埼玉県の入試制度は二度試験があり、一度目の試験で不合格だった

自分の番号がないこと…

不合格だったその日は絶望したし、もう勉強なんかやらないと思った

だけど、その日からまた勉強を始めた

「つらい時こそチャンス」という言葉を思い出したからだ

不合格を味わった日から、狂ったように勉強をしていたと思う

シャーペンを持つ手が痛くなるまで勉強をした

睡眠時間の6時間以外は常に勉強した

学校の全校集会などでも制服に単語帳などを忍ばせていた

一分一秒を惜しんで勉強した

入試前日は眠れなかった

恐怖と不安で目をつぶってもなかなか寝付けなかった

だからその不安を消すためにベッドから出て、机に向かって勉強した、

結局、寝たのは明け方だった思う

仮眠くらいの睡眠時間だったけど、何とか高校に行き受験をした

最後の英語のテストが終わった時に、全身の力が抜けた

帰って夕食も食べずに朝まで寝たのだけ覚えてる

結果は合格

花が咲いた

さらに、高校に入ってはじめての定期テストでクラス1位になった

そこから大学受験まで満足のいく結果を取れたと思う

努力したことは後々になって、繋がっていたんだなと実感した瞬間だった…!

頑張ってすぐに結果は出るものではなく、遅れてから時間差で出るものだ

この経験を一人でも勉強で苦しんでいる受験生に伝えたいと思って、エイメイの先生を目指した

今はエイメイの先生として、目標に向かって我慢する時期も大切というのを伝えている

そのなかで大切にしている、もうひとつの言葉がある

マラソンで金メダルを取ったオリンピック選手の高橋尚子選手が話していた言葉だ

この言葉を受験生たちにも送りたい

何も咲かない日は寒い日は下へ下へと根を伸ばせ

やがて大きな花が咲く

がんばれ!エイメイ生!!

この記事を書いた人

飯塚豊(づかっち)

こんにちは!エイメイ学院トナリエふじみ野校舎、塾長の飯塚です!
気がつけば、塾の先生として働いて20年間。今までに約1000人以上の生徒を担当してきました!浦和、浦和一女、大宮、慶応志木や早稲田本庄などの最難関校から神山まるごと高専などの指導実績があります。また、通信制のサポート校として不登校の生徒の指導や保護者様向けの講演会も行っています!私生活では三児の父親として子育ても奮闘中です!