【TOP TIMES 2023 NO.9】無知の知

学べば学ぶほど「わからないこと」は増えていく

 新しいことを学べば、その先が気になるようになります。復習すれば、定着していないものがわかりますよね。自分をより厳しい目で見れば、未熟な部分がどんどん見えてくるはずです。

 

テキストを開けば、解ける問題もあれば、解けない問題もあるでしょう。

勉強をしていくと当然「できること」も増えますが、と同時に「わからないこと」が増えていくものです。

 

そして、受験生となれば、志望する高校へ合格するために、どういう力が必要なのか、自分に何が足りないのか、学べば学ぶほどそういう“目”も養われていきます。なので、わからないことにイライラしたり、解けない問題と出会って焦ったりする必要は全くありません。

 

 さらに、勉強は不安との戦いでもあります。「正しい勉強ができているか」「このままでいいのか」「志望校に合格できるか」など悩みは尽きません。

 

が、それが当然です。

未来のことは誰にもわからないもので、人は「わからないこと」に不安を覚える生き物ですから。

 

しかし、教える側からすると、不安を感じない生徒の方が心配です。なぜなら、不安を感じていない生徒ほど「不安を感じるべき状況に気づいていない」からです。

 

勉強を我が事として捉えてない、現状を直視していない、大して勉強していないから不安にさえならないんでしょうね。

  

だから、不安は決して悪いものではありません。不安があるから、人は努力できます。その不安が具体的になるように勉強を深めていくことが大事です。

 

無知の知

紀元前にソクラテスという哲学者がいて、彼の《無知の知》という考えが有名なので、紹介します。

 

ある分野のことを突き詰めていくと「自分は何でもできる、知っている」 と勘違いしてしまう人が一定数います。スポーツでも勉強でも。ソクラテスも当時いろいろな人と会話する中で「知ったかぶりをする人」とたくさん出会ったそうです。

 

その中で、

本当に賢い人は自分が知らないこと(=無知)があることを、素直に認められる(=無知であること知る)人

であると説いたわけです。

 

「物事を知りたい」という欲求は、「自分は物事を知らない(分からない)」という前提に立たなければ成り立ちません。

貪欲に知識を吸収し成長していくためには、「知らないことがまだまだ自分にはある」ということを前提に、自覚しなければならないのです。

 

今持っている知識だけで満足することなく、賢くなるべく努力を続けなければならないと、ソクラテスは言いました。

 

下の画像を見てください。「自分は何でもできる、知っている」と思っていると、もうそれ以上の発展はありません。うまくいかなかったとき、それを他人や環境のせいにします。しかし、他人や環境は簡単には変えられません。

 

だからこそ、自分自身はまだ発展途上であり、自分のレベルをあげようとする姿勢が大事です。そうすることで解決策も見えてきます。

 

勉強で人を見下すことの愚かさ

 自分が他の人より点数が高かった、自分が他の人より成績がいい、周りの人が解けない問題が自分に解けた、そういう理由で他の人を見下す、バカにするような態度・発言を人がたまにいます。

 

それがどれだけ愚かな行為か、上の文章を読んでくれた人は理解してくれましたかね。

 

得意なこと、苦手なこと、知っていること、知らないことは1人1人、全員違います。

 

それを理解して周囲に振る舞う人、真に賢い人になれるように頑張りましょう。

この記事を書いた人

横山 眞己

エイメイ学院数学科・EIMEI-TOP代表の横山です。
EIMEI-TOPは難関公立受験をサポートする塾として、富士見市・ふじみ野市・川越市で結果を出してきました。浦和・大宮・浦和一女など公立上位に限らずお茶の水女子大附属、早稲田本庄、中央大附属など難関私立も直接の指導実績あり。日々、数学の入試問題を解き自己研鑽に励んでいます!