
どうもこんにちは、エイメイ学院のASKです✋️
本日9月28日に行われました、中3生第5回北辰テストの所感について述べていきたいと思います。
2学期に入って2回目の北辰テストとなります。
第5回の結果も前回に引き続き、公立入試への正確な判定となるだけでなく、私立高校の相談基準にもなります。
毎回の結果次第で、相談会に赴く日時が変わる人もいることでしょう、1回1回を大事に受けていきたいところです。
以下に、本日の北辰テスト数学の分析を述べていきますので、受験された方は参考にしてみてください!!
一部、以前の分析と同じ文章を載せていますが、北辰テストの形式自体、回を経てもそこまで変化ないのと、毎回大事なポイントとなるので、再掲させていただきます。
※前回の北辰分析はコチラになります↓
<2025年度 中3 第5回北辰テスト 数学 所感>
大問1 小問集合 (配点:46点)
北辰テストに限らず、埼玉県の公立入試において大問1の計算問題&小問集合は最も点数の稼ぎ所です。
まずはここを素早く正確に処理出来るようになることが、数学の受験勉強において最優先事項となります。
配点も46点と、全問題の半分近くを占めており、ここを完答するだけでも例年平均点を超えるようになっています。つまり偏差値50を超えます。確実に取りにいきたいところですね!それぞれの問題を見てみましょう。
(1)文字式の加減です、必答です。
(2)正負の数の計算です、こちらも必答。
(3)単項式の計算ですね。これも冷静に処理して確実に取りましょう。
(4)根号を含む計算です。有理化をし、√の中身を簡単にして引きましょう。
(5)因数分解の問題です。必答です。
(6)連立方程式ですね。解いたあとの検算までしましょう。
(7)合計人数に関する問題です。中3,中2を表現したあと、中1は中2と比べていることに注意です。
(8)一次関数の式を求める問題です。確実に取りたいですね。
(9)確率の問題です。樹形図を作ってもいいですし、表で探してもいいですね。数え漏れのないようにしましょう。
(10)立体の表面積の問題ですが、真ん中がくり抜かれています。つまりそこも表面にあたるので、内側の側面積もしっかりと計算してあげましょう。
(11)方程式の文章題です。北辰テストの方程式は、すでに式が置かれていて、空欄を補充する形になっています。問題文の条件や数字と、すでに用意されている式を照らし合わせながら解くと、対応しやすいです!また、②は①の式を解いて答えを出していくのですが、必ずしも方程式の解がそのまま答えになるわけではありません。
今回は姉がxで置かれているため、妹を3分の1xとしっかり置けたかどうかが一つのポイントですね。
大問2 作図&小問&会話文問題(配点:26点)
大問2は必ずと言っていいほど、作図の問題の出題があります。また、統計や整数問題、平面図形or空間図形の問題などが出題されます。正当率が極端に低い問題もありますので、そこを見極めて取れる問題は確実に取りにいくことが大事ですね。
さらに(5)では会話文形式の長文問題が出題されます。しっかりと読み込んで対応したいですね。
この大問2と大問1で点数を稼ぐことができれば、それだけで6~7割近くいきます。つまり偏差値60は超えられます。
(1)作図の問題となります。作図は、問題文の条件から、どんな図を描けばいいのかを決めます。今回はACの垂直二等分線を書くところまでは定番なのですが、そのあとが厳しかったかもしれませんね。自分で線分BCを引いて角の二等分線をやれれば良いのですが、差になる問題だったと思います。
(2)平方根の大小に関する問題です。確実に取りたいですね。
(3)箱ひげ図の正誤判定問題です。ア、イは定義が分かっていれば問題ないのですが、ウに関して。一般的に箱ひげ図から平均点を出すことはできませんが、この問題の場合、15人の点数で箱ひげ図が合うように最低点を考えて平均を調べる必要があります。結果として誤りなわけですが、そこまで気を使えたのかどうかはポイントですね。
(4)立体の展開図を復元し、体積を求める問題です。まず正しい立体が復元できるかどうか。さらにその後小分けにして体積を求められたかどうか。正答率は低いでしょう。
(5)会話文形式の長文問題です。今回はいつも以上に長いですね、、、行間が狭い気がします笑
いつも通り①については、読むだけで(数えるだけで)取れるような内容ですので、しっかりと抑えたいですね。②は規則性でありながら二次方程式の問題ですね。n番目のRの数が表せられればいけます。
大問3 関数と図形(配点:10点)
埼玉県の公立入試だけに限らず、私立高校含めてどの学校もほぼ間違いなく関数と図形は出題されます。特に学校選択問題の高校狙いにとっては「関数と図形」を攻略することは、必須といえるくらい重要分野です。(2)の問題に関しては、例年、正答率が10%を切ります。
しかしながら、関数と図形の技法を身に着け、確実に対応したいものです。上位校狙いの方はしっかりと練習を積んでいきましょう。
(1)切片どうしの差を出すだけです。ここは取りたい問題です。
(2)文字kを使って。点D,Eの座標を出し、長さ(面積)を表現して方程式を立てるという、「関数と図形」分野における定番の流れです。練習してきた受験生は取れたかもしれませんね。そうでなくても、解説をじっくり読んで、何も見ずに手が動くようにしておきたいものです。
大問4 平面図形(配点:18点)
大問4では必ず「証明問題」の出題があります。また、その後一つの図形に対して角度の問題や面積を求める問題など続きます。最後の問題に関しては、年によっては正答率が1%を切ることが多く、試験内に解ける人はほぼいません。
(1)三角形の合同を示す問題です。今回はすべて問題文に書いてあること(仮定)で、証明が完成してしまいます。なかなかない機会です。ここは完答しておきたいですね。そうでなくても部分点を取りに行くために書けるところだけ書く、という姿勢は忘れずにいきましょう。
(2)今回は珍しく角度ではな面積に関する問題です。しかも道の長さをxでおいて二次方程式を立て、さらに細かい解の吟味まで行わなくてはいけない、という手数の多さです。いつもと違う形式に混乱し、対応できなかった受験生は多いと思います。かなり正答率は低いでしょう。
(3)そしてコチラが角度の問題となりましたね。とはいえ、条件で与えられている長さに関するものをどう使えばいいかが分からないと手が出ません。おまけにこの図、ウソ図になっていますね。正しい図を自分で書きましょう。さらに平行四辺形→直角二等辺三角形の存在に気づくことでようやくたどり着けます。こちらも正答率はかなり低いでしょう。
まとめ&総評
以上、問題ごとに細かく見てみましたが、中3第5回の北辰テストとして、従来の出題と若干毛色が変わっている気はします。とはいえ必答問題があることには変わらず、その見極めが大事であることに変わりはありません。
おそらく、2学期の半ばということもあり、定期テストと被っている受験生は多いのではないでしょうか。
ほとんどの生徒にとっては偏差値以上に、内申点をしっかり取ることが大事なはずです。
従来どおり、北辰テストの自己採点、解き直しはしつつ、定期テストに向けた勉強にシフトするのが良いでしょう。
コチラのブログも参考にしてみてくださいませ
正当率20~30%の問題を取りたい人のために
さらに!
今後「正当率が低めの問題も取りに行きたい!」という方も多く出てくるでしょう。
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