【EIMEI ASK】2025年度中3生第6回北辰テスト 数学 所感

どうもこんにちは、エイメイ学院のASKです✋️

 

本日11月2日に行われました、中3生第6回北辰テストの所感について述べていきたいと思います。

 

2学期に入って3回目の北辰テストとなります。

年内の北辰テストは次回が最後。私立高校の相談基準として使えるのも、次がラストチャンスになります。

 

以下に、本日の北辰テスト数学の分析を述べていきますので、受験された方は参考にしてみてください!!

 

一部、以前の分析と同じ文章を載せていますが、北辰テストの形式自体、回を経てもそこまで変化ないのと、毎回大事なポイントとなるので、再掲させていただきます。

 

 

※前回の北辰分析はコチラになります↓

 

 

<2025年度 中3 第6回北辰テスト 数学 所感>

大問1 小問集合 (配点:46点)

北辰テストに限らず、埼玉県の公立入試において大問1の計算問題&小問集合は最も点数の稼ぎ所です。
まずはここを素早く正確に処理出来るようになることが、数学の受験勉強において最優先事項となります。
配点も46点と、全問題の半分近くを占めており、ここを完答するだけでも例年平均点を超えるようになっています。つまり偏差値50を超えます。確実に取りにいきたいところですね!それぞれの問題を見てみましょう。

(1)文字式の加減です、必答です。

(2)正負の数の計算です、こちらも必答。

(3)単項式の計算ですね。これも冷静に処理して確実に取りましょう。

(4)根号を含む展開の計算です。冷静に計算しましょう。展開の公式に当てはめてもいいですね。

(5)連立方程式ですね。解いたあとの検算までしましょう。

(6)二次方程式です。今回は解の公式を使って解くタイプですね。

(7)文字式を使って所持金の合計を表します。コチラも抑えたい問題です。

(8)二次関数の変域の問題です。例年大問3(1)に出る部分ですが、しっかり取りたいですね。

(9)角度の計算問題です。未知の角度を使って求める問題ですが、やったことがあるかどうかが差になる問題です。

(10)円錐の表面積の問題です。側面積を求める公式を知っておくと非常にスムーズに求められます。

(11)方程式の文章題です。北辰テストの方程式は、すでに式が置かれていて、空欄を補充する形になっています。問題文の条件や数字と、すでに用意されている式を照らし合わせながら解くと、対応しやすいです!また、②は①の式を解いて答えを出していくのですが、必ずしも方程式の解がそのまま答えになるわけではありません。
今回は6人がけのイスが、5人がけと比べて1脚少ないことに注目できればOKです。

大問2 作図&小問&会話文問題(配点:26点)

大問2は必ずと言っていいほど、作図の問題の出題があります。また、統計や整数問題、平面図形or空間図形の問題などが出題されます。正当率が極端に低い問題もありますので、そこを見極めて取れる問題は確実に取りにいくことが大事ですね。
さらに(5)では会話文形式の長文問題が出題されます。しっかりと読み込んで対応したいですね。
この大問2と大問1で点数を稼ぐことができれば、それだけで6~7割近くいきます。つまり偏差値60は超えられます。

(1)作図の問題となります。作図は、問題文の条件から、どんな図を描けばいいのかを決めます。今回は回転の中心が線分の端点にとってどういう位置にあるのかが分かっていれば対応できます。垂直二等分線2本でクリアです。

(2)サイコロ2つの確率の問題です。表を使って確実に解きたいですね。

(3)箱ひげ図の正誤判定問題です。ウの平均に関しては分からないのはいいとして。ア、イについては、19人、18人のそれぞれの四分位数が何番目なのか、正確に把握しなくてはいけません。苦手であれば◯か何かを19個、18個書き出して数えるとやりやすいです。オは見た目から一発ですね。差になるでしょう。

(4)三角柱を切断して出来る立体が全体の何倍かを求める問題です。慣れていないと難しいと思います。今回は求める立体以外を全体から引いて調べます。正答率は低いでしょう。

(5)会話文形式の長文問題です。今回も前回と同様長いですね、、、行間が狭い気がします笑
いつも通り①については毎度取りやすい作りなのですが、今回は反比例の仕組みがしっかりと分かっている必要がありました。差になります。反対に②は誘導がついて今回は解きやすい作りになっています。とはいえ正答率は低めでしょう。

大問3 関数と図形(配点:10点)

埼玉県の公立入試だけに限らず、私立高校含めてどの学校もほぼ間違いなく関数と図形は出題されます。特に学校選択問題の高校狙いにとっては「関数と図形」を攻略することは、必須といえるくらい重要分野です。(2)の問題に関しては、例年、正答率が10%を切ります。
しかしながら、関数と図形の技法を身に着け、確実に対応したいものです。上位校狙いの方はしっかりと練習を積んでいきましょう。

(1)A,Bの座標をしっかり出して、2点を通る直線の式を求められればOKです。ここは取りたいですね。

(2)Aの座標を文字(パラメータ)でおいて方程式をつくります。今回はA,Bが直線lについて”同じ側”というのが上側と下側の二種類あることに注意して方程式を作っていきたいですね。作業量多めで、正答率も低いでしょう。

大問4 平面図形(配点:18点)

大問4では必ず「証明問題」の出題があります。また、その後一つの図形に対して角度の問題や面積を求める問題など続きます。最後の問題に関しては、年によっては正答率が1%を切ることが多く、試験内に解ける人はほぼいません。

(1)三角形の合同を示す問題です。合同条件に必要な三要素のウチ、今回は問題文に書いてあること(仮定)で2つ書くことができます。その後の最後1角についてはどちらでもOKなのですが、90度を介して等しいことを示す必要があります。練習次第で出来るようになるので、そこまで対応できるよう練習したいですね。

(2)角度に関する問題です。模範解答では平行四辺形に触れていますが、新しく追加された垂直という条件をもとに、角度をいろいろ求めていると求められるはずです。差になるでしょう。

(3)変わらずの図形の難問です。ここで上述の平行四辺形が活きてくるというわけですね。等積変形、共通部分を引く、面積比からの線分比など、図形の面積に関するテクニックがふんだんに使われています。試験中に解ける人はほとんどいないでしょう。

まとめ&総評

以上、問題ごとに細かく見てみましたが、全体的には難易度は変わっていないと思います。
必答問題があることには変わらず、その見極めが大事であることに変わりはありません。

今回は、前回と違って定期テストと被る学校も少なく、単純に準備の差が出るのではないでしょうか。
10月の調査倍率も出て、いよいよ判定も気にしていかなくてはいけません。

北辰テストは残り2回。次回はいよいよ学校選択問題タイプが登場します!
11月に入って、受験というものが見えてくる中、復習・解き直し・補強と、地に足つけた勉強を続けていきたいですね✊️

まだ倍率を確認していない人は、ぜひ👇️も参照ください。

 

正当率20~30%の問題を取りたい人のために

前回も載せていますが、正答率が低い問題は、典型的なパターンから「少し」外れていることが多いです。

特に初見問題に関しては、その場で考えて解く練習が必要になります。

以下のオリジナルテキストは、全国の私立入試問題から抜粋して、そのような練習が出来るテキストに仕上げました。

1巻はダウンロードできるので、ぜひ解いてみてください(全3巻)

 

 

 

 

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この記事を書いた人

村上飛鳥ASK

どうもこんにちはエイメイ学院のASKです✋️
EIMEIグループ全体の数学科の責任者をやっています。普段はエイメイ学院みずほ台校舎に在中。
公立私立問わず毎日、数学の入試問題を解いています。定期テスト対策・公立高校入試から、難関私立・国立高校まで幅広くご対応いたします。
2024年度から中学受験にも参入。