自学自伸® について。商標登録するほど大切にしています。


自学自伸について


自分で学び自分で伸びる力「自学自伸」を実現していくには

①目標設定とその管理
②自学技の習得
③質問力
④勉強の習慣化

この4つの柱が、自分で学び自分で伸びる力「自学自伸」には大切になってきます。
時々、塾に入れば必ず成績が上がると信じ切っている方がいますが、それは間違いの始まりです。塾は魔法使いでも、超能力者でもない。むしろ、そうであってはいけないんです。だって魔法が解けたら終わりでしょう。塾に入れば成績が自然と上がる。そんなことはない。
これはある意味、我々自身が塾の力の限界を認めることでもあると思う。成績を上げるには、何より生徒自身の地道な努力や、勉強への姿勢を改善することが大切なんです。
「俺の言った解き方でやれば点数はあがる」そう言う先生は、生徒を本当に伸ばす気はない。
自己満足です。塾の役割は、本人が自分の力でできるようにしなくてはならないはずです。
究極は、塾なんて不要な状態です。そのために我々は「自学自伸」の力を主張しています。
この力が身につくと、生徒自身で、自ら目標設定をし、今やるべきことがわかりスケジュールを立てて管理し、時には修正し、淡々と取り組み、理解し、学び、必要なら手助けを(能動的に)受ける。これが自然にできている状態が「自学自伸」が身についた状態です。
この力は、もちろん、社会人になれば、自分で問題発見を行い、その解決に必要なことが考えられるんです。そして、必要なら他者の力を借りて、自分で問題を解決していけるんです。そして解決した暁には、次の問題が見えているんです。こういった人間が、これからの社会では求められているのではないでしょうか。


「自学自伸」はすぐに結果が出ない長い道のり。


本当に良い先生とはどんな先生でしょうか。いつでもすぐにわかりやすく丁寧に教えてくれる先生でしょうか。確かに先生がつきっきりで生徒に丁寧に教えていれば、当然、生徒はスッキリするでしょうし、その瞬間は勉強した気にはなるでしょう。でも、このとき、生徒は本当に伸びていますか?一ヶ月後には、同じ問題が解けないとか、今この瞬間にも、少しひねった問題を出したら解けない、なんてことではダメなんですよ。
生徒が伸びるときっていうのは、例外なく本人が頭をつかっているときです。頭に(ときには精神にも)負荷がかかっているときです。自学自伸の力の定着は「余白を作る。なるべく教えない。待つ。適切に導く。自立させる。」が欠かせません。本当に長い道のりです。それを塾講師や学校の先生や保護者の方は、意識しないといけません。

この記事を書いた人

川上 大樹 HIRO先生