仮面をつける生徒たち

内と外。

生徒も家の中での様子とエイメイの中での様子は異なる生徒がいます。

家では文句ばかり。エイメイでは素直で良い子。

良いか悪いかおいておいて、それが人間なのかなと思います。


自分自身も生徒の前に立つ時のづかっち、子どもと遊んでいる時のぱぱっち、先生たちと接する時のゆたか先生、それぞれ違う仮面をつけているなと自分でも感じます。


生徒も色々な顔があるので、家での様子をあまり知られたくないという生徒もいます。

なので、おうちの人から家での様子を教えてもらっても、誤ってもエイメイの先生から「家では何でそんな様子なんだよ~!」というのは言いません。

知られたくない部分を知られてしまうと、傷つく生徒がいるかもしれないからです。

なので、おうちの人からも「家での様子をづかっちに伝えたからね!」というのは、本当はやめてほしいなと思います。

ちょっとした些細な言葉で今まで築いてきた関係性が一瞬で崩れることがあります。


もし、どうしても家での様子を指摘するときは、クラス全体を通してそのことを伝えるのが良いと思います。

案外、問題の原因はみんな一緒です。部屋が汚い、スマホの約束がルーズなどです。

そういったことは全体の学びにもなるので、全体を通して本人に考えてもらいます。

または、家での様子を指摘するときは、三者面談の場が良いと思います。

生徒も親も先生もその場にいて、疑心暗鬼にもならずに、関係性を保ったまま、前向きにこれからの話を冷静にできるからです。


子どもではなく、1人の自我をもった人間として真摯に向き合っていくことが大事だと思ってこれからも接していきます。

この記事を書いた人

飯塚豊(づかっち)