【ミヤのひとりごと】捜索3分。発見場所、ソファの下。

子育てをしていて気づいたことがあります。

「静かすぎる」は、サインだということです。

いつもはうるさいくらい元気な息子が、急に静かになる。声が聞こえなくなる。そういう時、親はなぜかソワソワしてしまうんですよね。「何かやらかしてるんじゃないか」と思って、つい探してしまう。

この日も、そうでした。

リビングを見渡してもいない。返事もない。おかしいなと思って部屋を見回したら、ソファの下に息子がいました。おもちゃのベビーカーを傍らに置いたまま、フローリングの上で、すーすーと気持ちよさそうに眠っていました。

思わず笑ってしまいました。でも同時に、なんだかじんわりと温かい気持ちになりました。

以前にも、夕ご飯の途中で「ちょっと休憩する」と言って、そのままテーブルに突っ伏して眠ってしまったことがありました。あの時は、まだ椅子の上でした。でも今回は、ソファの下のフローリング。場所も、タイミングも、もはや関係ない。体力ゲージがゼロになったその瞬間に、そのまま眠れてしまうこの子が、なんともかわいくて、なんとも愛おしかった。

きっと今日も、いっぱい遊んだんだと思います。

走って、笑って、ひとり遊びして、また走って。3歳の一日は、大人が想像するよりずっと濃くて、ずっと忙しい。それを全部やり切ったから、こうして予告なしに眠れるんだと思います。ソファの下だって、関係ない。疲れ切った体には、どこだって最高のベッドになるんでしょう。

起こすのがかわいそうで、しばらくそのまま眺めていました。

静かな寝顔を見ながら、「今日もよく頑張ったね」と、心の中でつぶやきました。毎日こうして全力で生きているこの子を見ていると、親として、なんだか背筋が伸びる気がします。子どもって、言葉じゃなくて、生き方で何かを伝えてくれる存在なんだなと、改めて思いました。

そっと毛布をかけて、その場を離れました。

明日もきっと、全力で起きてくるんだろうな。そう思いながら。

この記事を書いた人

宮永 裕介