いいか?不合格は辛いぞ。

君たちは、今、一生懸命に勉強に取り組んでいると思う。

今日は敢えて君たちに問う。本当にそれで大丈夫か?

俺は綺麗事を言わない。受験というのはね、戦いなんだよ。

今一緒に勉強をしている仲間だって、本番当日になればライバルなんだ。競争相手になるんだ。

誰かが合格すれば誰かが落ちる。

点数が1点負けるだけで、ある人は不合格、ある人は合格となる世界。

激しい競争がそこにあるんだよ。

いつの時代も、戦いは命がけだった。

負ければ、命を失う人までいる。助かったとしても、住む場所も奪われ、自分の家族までひどい目に合わされたり、大切なものを失い、生きていくことができなくなる人も。

そういう世界だということを知ってほしい。

受験は、さすがに命までは取られないし、そこまで悲惨なようには感じないかもしれない。

でもどうだ?

大切なものを失うかもしれないことはある。

志望校に合格していれば手に入ったかもしれない人生、

もちろん、第一志望に合格できなくても幸せに生きている人だっているのは事実。それがすべてではない。

でも、可能性があるのなら、自分の希望を叶える努力を精一杯すべきなんだよ。

最初から、受験から逃げてはいけない。

君たちの戦う相手は誰だ?

直線で伸びている人ばかりが目に入るが、今見えないくらいの下にいる人が、ここから本気になって爆発的勉強をしたら、放物線の勢いで伸びてくるかもしれない。

そのエネルギーであっという間に抜かれてしまうことだってある。

かなり上の志望校を急に変えてきて、君と同じ学校を志望する人も出てくる。

敵は思ったよりもたくさんいるぞ。

だから、油断しちゃいけないんだ。今日を全力で頑張れないと駄目なんだよ。

いいか? 不合格は辛いぞ。

発表の日、当たり前だが、全員が合格できるわけではない。

自分の受験番号が見当たらず、その場で泣き崩れる子、家に帰っても部屋から出られないで泣き続ける子、友達と発表を見に行ったのに、一緒に帰れない子。

不合格は本当に辛いぞ。

君たちにその思いをしてほしくないんだ。

だから今日を全力で頑張れ。勉強を終えようとしたとき、本当に大丈夫かと自分に問え。
あと1問、あと10分、そうやって毎日挑戦しろ。

追い抜かれる恐怖。不合格になる恐怖。それらを今日の瞬発力にしよう。

この記事を書いた人

川上 大樹 HIRO先生