
2025年4月、3年第1回北辰テスト
国語の問題を解いて。
問題ごとのポイントをまとめていきます!
※問題の難易度を
易 ◎ ◯ △ ▽ 難 で示します!
大問1、小説
この時期の問題にふさわしく易しめで、
書道というテーマも馴染みがあって読みやすい。
心情もはっきりと書かれているので入門問題としてはとてもいい。
「真似ることが大事」
この先生の言葉は、今の時期の生徒たちにも大切にしてほしい。
守破離というけれど、何事も、スタートは模倣が大事。
自分の色を出すために、まずはしっかりと模倣をしていきたい。
もちろん、国語の読み方・解き方も。
1.選択問題 ◯
心情を読み取る問題、本文にはしっかりと心情が書かれているので、丁寧に選択肢と照らし合わせることが大切。
2.選択問題 ◯
こちらも心情(考え)を読み取る問題。1問目同様にしっかりと心情(考え)が書かれている。
選択肢はしっかりと区切り、微妙な間違いを発見できるように。
3.選択問題 ◎
続けて心情(考え)を読み取る問題。
読み取りは「セリフ」を追えばすぐに見つかり、選択肢も明らかに違うため、確実に取りたい問題。
4.記述問題 ◯
問題の前後文の本文対応箇所のすぐ後に指定語句の「影響」があるためヒントにし、本文にない「すぐに」は、文脈から考えて解答を作成する。
5.選択問題 ◯
「内容・表現」を問う問題。
選択肢の前半の事実に当たる部分を丁寧に吟味する。
オ、の「回想の挿入」は比較的出やすく、「ストーリーが入っているか」をきちんと確認する。
「適切でない部分」にも、当然注意を!
大問2、語句、文法、会話文
1.漢字 ▽
難易度は高い。
「薄暮」は、音読みの組み合わせのため、一つ一つの音読みをしっかりと考える。
「な」りをひそめる
は今回の中では最も正答率が低くなりそう。
2.文法 ◎
修飾語の問題、確実に取りたい。
3.文法 ◯
活用形、活用の種類の問題。
復習を適切にできている生徒にはサービス問題。
この問題ができなかった場合は、復習必須!
4.返り点 ◎
書き下し文から、返り点を振るのもありだが、
選択肢を全て書き下すのが早いと思われる。
北辰・入試には漢文は出る頻度は低いが、出るなら返り点の問題がほとんどのため、
この問題も間違えてしまった場合は復習必須!
5.四字熟語 ◯
知識問題。知っておいてほしい。
6-1.会話文、慣用句 ◯
言葉の誤用の問題。
定期的に出題されている。
6-2.会話文、慣用句 △
言葉の誤用の中でも有名な「情けは人のためならず」
間違えたのであれば、今後の常識としてしっかり頭に入れておくこと!
大問3、説明文
接続語も、具体例や引用もわかりやすく、筆者の主張の読み取りやすい文章。
文章内容は、中学生にとって学ぶべき大切な内容で、
試験時間内で落ち着いて本文を読めていないなら、
じっくりと筆者の主張を意識して読んでみてほしい。
1.書き抜き問題 ◯
問題の前後文と、本文の指示語を活用して解答を探す。
字数指定もあるので比較的易しい問題。
初めの三字、などの解答の場合、
解答が字数にピッタリ合うかを必ず数えること。
一瞬の油断が大きな減点につながることを肝に銘じておく。
2.記述・書き抜き問題 ◯
ア、ウは問題外で、
イも結局「一人」ではないので、二択を丁寧に解く。
3.選択問題 △
本文の対象部分を探すことは容易であるが、
それっぽい内容になっている選択肢のエに注意。
解答をしっかり本文と照らし合わせて吟味する。
4.選択問題 △
傍線③の次の段落に、「そのような親密な関係を築くには」とあるので、
その後の「自己開示」について考える。
それに、指定語句がどちらも本文にあるので、組み合わせて解答を作っていく。
やや解答で使用する部分が広いので時間をかける必要がある。
5.記述問題 ◯
選択肢の中で「キーワード」になりそうなものを探し、
本文の対象箇所と照らし合わせをする。
キーワードは、
「カタカナ」「数字」「固有名詞」「レアワード」など。
4.古文
古文は訳のヒントがあるため、先に問題を見ること。
特に、問4には大きなヒントがあるため、それを確認してから本文を読むこと。
文章は非常に読みやすいが、まだ古文に慣れていない人も多いだろう。
自分で訳をして、解答の訳とを照らし合わせして学ぶことをおすすめする。
1.仮名遣い ◯
基礎ではあるが、油断せず。
2.選択問題 ◯
指示語の問題。
登場人物にはマークをしておく。
3.記述問題 △
足り「ぬ」べしの、「ぬ」の訳に注意!
あとの「べし」とともに「~だろう」と訳す。
否定ではないので注意!
4.本文の内容 ◯
後半の訳と、本文の文脈をしっかりと理解できるか。
残り時間が少ない中だと慌ててミスが出そう。
5.作文
この時期の北辰テストの作文は、
書く内容がはっきり指定されていることが多いので、
それをしっかりと読み、漏らすことなく書くこと。
「理由を含めて」とあるので、絶対に忘れずに書くこと。
体験は、しっかりとストーリーを書くように。
全体の所感
3年の初回の北辰テストらしく、易しめの内容。
ただ、まだ問題慣れをしていない人にとっては、難しく感じることもあると思う。
問題形式に慣れ、どの問題からやるのかの戦略を立てていくことも重要。
ここからの学習にぜひ活かしてください!
