何が自分に1番向いているかはわからないもの。
数年前。
とある生徒の保護者様に「横山先生は、塾の先生が天職だと思いますよ」と言われたことをふと思い出した。
子どもの時に、「君は塾の先生が向いているよ」なんて言われたら、鼻で笑ってしまうだろう。
なぜなら、僕が中学生の時、塾の先生をやりたいなんて微塵も思っていなかったから。進んだ大学も教育とは全く関係のないものだった。
それが、先生をしていくうちに、生徒や保護者に頼ってもらえるたびに、感謝されるたびに、自分は先生に向いているのかもしれないと思えるようになっていった。
そして、言われた保護者様からの言葉、とっても嬉しかった。
最初から自分に何が向いているかなんて分かるわけがない。分かる人なんていない。その時その時、求められることに全力で応えていくうちに、「自分らしい」とは何かがわかってきて、人生が楽しくなってくる。
三者面談で将来の夢を聞くと、ほとんどの子は明確な回答ができない。そのことを心配する保護者もいるけど、それ自体は全く悪いことではない。
自分のやりたいことを探すために、高校・大学に進学していくのだから。
その中で、やりたいこと・夢を見つけるためには、その時々で全力で行動することが大事ということを自分の経験も踏まえて伝えるようにしている。
もちろん、子どもの段階でやりたいこと。夢がある人はそれはそれで立派なんだけども、それさえも子どもの頃から決めつける必要はないとも思っている。
やったことないことやってみる、いろんなことを経験してみる、目の前のやるべきことを全力でやってみることで、自分の本当にやりたいことってのがぼんやり見えてくる、そう思うんです。
