テストが返ってくると、まず点数を見ますよね。当然です
でも、点数だけを見て叱るのは、一回だけ待ってほしいんです
点数の代わりに見てほしいものが、2つあります
一つ目は、順位(平均点との差)
毎年この時期に必ずあるのが、学校のテストが難しくて、学年平均がガクッと下がった回
そういう回って、点数は前回より下がってるのに、順位や偏差値はむしろ上がってる子がけっこういるんですよね
その子が家で「下がってるじゃない!サボったの?」って言われて、次の日に塾でしょんぼりしてる。。。
本人からすると「頑張って順位を上げたのに怒られた」なので、ここで親の言葉を信用しなくなっちゃうんです
点数は、問題の難しさで簡単に動きます。順位や平均点との差は、そこを差し引いた「今の立ち位置」なので、まずこっちを見てほしい
二つ目は、前回の自分との比較
順位と同じくらい、こっちも大事です
前回×だった単元が、今回○になっているか。前回のテストのあとに変えた勉強のやり方が、今回どこかに出ているか
教育経済学には「付加価値」という考え方があって、先生の質を「担当した子が1年でどれだけ伸びたか」で測るんですが
これ、子どもを見るときにもそのまま使えます
他の子と比べて何点か、じゃなくて、前回の本人からどれだけ動いたか
30点だった子が35点になった5点は、ずっと90点を取り続けている子の90点より、僕は価値があると思ってます
逆に、意味がない比較が一つだけあります
「◯◯ちゃんは90点だったのに」です
新潟大学の北條准教授らの分析では、子どもの学力の50%は家庭や本人の要因で決まっていて、学校の設備や先生の人数みたいな外から見える条件は、ほとんど影響していなかった
その子とうちの子は、家庭も環境も全部違う条件で戦っているので、個人同士を比べても何も出てこないんです
順位で「立ち位置」を見て、前回比で「伸び」を見る。この2つで十分です
で、おうちの方にお願いしたいのは一つだけ
点数を見て何か言いたくなったら、その前にLINEで「今回のテストってどうでした?」って聞いてください
平均点の動きも、前回からどこが変わったかも、こっちは見てるので
「点数は下がったけど、難しい回で順位は上がってます」「前回落とした単元、今回は取れてますよ」とか、ちゃんと言えます
その一言があるだけで、叱らなくていいところで叱らずに済むし、子どもも救われます
テストは健康診断なので、数字で一喜一憂するより、どこが悪かったかを見つける方が大事
その見つけ方は②で書きますね
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