人間は認知的不協和を嫌う。
難しい言葉をわざと使ったけど、なんか違和感があるってやつだ。
今の時期、公立高校入試直前期でもあり、私立高校受験後でもあるので、よく起きる問題として、
「自分は私立高校単願で高校が決まったので、なんだか県立の人たちと一緒の空間に居づらい」
というもの。
これが、認知的不協和だとして、人間はそれを解消したいので2つの選択をする
①そういう環境から離れる
②そういう環境に合わせる
どちらがいいということはない。状況によって取るべき選択は異なる。
しかし、だ。
殊、私立単願で合格が決まってしまった生徒が取るべき解消方法は①ではなく②であると断言できる。
なぜかといえば、高校入学後に大多数は県立に向けてギリギリ頑張ってきた人たちだからだ。
もう2度と関わることがない状況であれば、違和感を感じる場所から足を遠ざけてもなんの問題もない。
しかし、今の中3は、それで頑張っている人たちのいる環境から遠のくと、違和感は解消されて気持ちは楽になるだろうが、その後待っているのは、頑張ってきた人たちとの差だけだ。
だから、今は、②の頑張っているみんなに合わせる、ということ、つまり自分の県立の人たちと同じように頑張る環境では頑張るべき、ということだ。
当たり前のことを言っているのだが、逃げる方が簡単なのでそっちを取りがちなのが人間。
何度もいうが、この問題は逃げて解決しない、あなたは高校生に確実になるのだから。
選択を誤らぬよう。頑張る環境に身を置いて、頑張るのだよ、今。