【ミヤのひとりごと】手遅れになる前に、言わせて欲しい。

今日という日は、昨日にも明日にもない。

わかってるか?今日サボった1時間は、永遠に消えた1時間だ。

取り戻せない。「明日頑張ればいい」は、昨日の自分も同じことを言っていた。

そして今日も言っている。明日もきっと言う。

そうやって、時間だけが過ぎていく。

「今日くらい大丈夫」——その言葉、何回使った?

1回だけならまだしも、2回、3回と重なった瞬間に、それはもう習慣になっている。

サボることへの罪悪感が、どんどん薄れていく。それが一番怖い。

聞くぞ。

自分はいつ結果を出したいんだ?

どうやって出そうとしているんだ?

今この瞬間、教室で頭を抱えながら問題と向き合っている人がいる。

眠くて眠くて仕方ないのに、それでも歯を食いしばってペンを動かしている人がいる。

君が「今日は行かなくていいか」と布団の中で決めている時間に、同じ受験生がそうやって戦っている。

病気で来られない人は仕方ない。

体調不良で連絡をくれる人は、必ず挽回してくれると信じている。

それは本当だ。

でも、理由もなく遅刻や欠席を選んだ人間は聞いてくれ。

一度その選択をした人間は、もうわかっているはずだ。

あの罪悪感を引きずったまま次の授業に来る時の、あのしんどさを。

それが嫌で、また来なくなる。その繰り返しだ。

この文章を読んで、ドキッとしているそこの君に向けて書いている。

はっきり言う。逃げてる。それだけだ。

言い訳は要らない。理由も要らない。

あの激励会で、自分の口から出た言葉を思い出せ。

あの時の自分は、本気だったはずだろ。あの決意は何だったんだ。あの涙は何だったんだ。

ミヤは悲しい。先生たちは悲しい。でも何より、未来の自分が一番後悔する。

北辰の結果が返ってきた。

ミヤはその結果を見てから、ずっと成績表と向き合っていた。

どうしよう、こうしよう、ああしようって。先生たちも明日、一人ひとりの結果を見て話し合う。

本気でそれをやっている。

でも、忘れるな。北辰を受けるのは君たちだ。

勉強するのは君たちだ。

ミヤたちがどれだけ考えても、君たちが動かなければ何も変わらない。

私立の問題を解いたことあるか?

県立の何倍も難しい。20点、30点取れたらすごい、それが私立の入試だ。

3科目合計で100点いかなかったら不合格。

なのに、なんでもう受かった気でいられるんだ。まだ始まってもいない。

学校選択問題を受けたいと口で言っている人がいる。

偏差値58、59以上の学校の話だ。行動が伴っているか?口だけになっていないか?

受験は勝負だ。不合格の人がいるから、合格の人がいる。

みんなまとめて合格なんてない。

隣の人の通知表は知らない。前後の人の偏差値は知らない。

同じ教室の中で、自分が一番有利だという保障なんてどこにもない。

もっと自分の受験を、自分のこととして受け止めろ。

今は、ターニングポイントだ。

ここで行動を変えるか、意識を変えるか。それともこのまま流されて終わるか。

これからみんなは死に物狂いで偏差値を上げてくる。

やる気が出ない?知らない。

やる気がなきゃ受からない。

どんな状況であれ、自分がやらなきゃいけないことに向き合えない人間は、この先も無理だ。

はっきり言う。

苦しいのはわかる。勉強が楽しくないのもわかる。

でも、それを乗り越えなければ得られないものがあるなら、向き合うしかない。戦うしかない。

高校受験は埼玉県内の戦いだ。

でも大学受験は全国の戦いになる。

就職活動は何社も受けて1社2社受かるかどうかの世界だ。

今ここで逃げ癖をつけると、その先ずっとついてまわる。

誰かがやってくれると思うな。

相談会も、高校のホームページも、受験の準備も、全部自分でやれ。

自分が受験するんだから。

逃げるな。堂々と立ち向かえ。

まず来い。それだけでいい。

来ることが、全ての始まりだ。君が扉を開けて入ってきた瞬間から、また一緒に戦える。

ミヤたちは諦めない。

ずっと引っ張るつもりだ。背中を押すつもりだ。

でも、最初の一歩を踏み出すのは君たちだ。

今この瞬間から、もう一回スタートしよう。

変に落ち込むな。今からやればいい。それだけだ。

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宮永 裕介